自分で課題を改善　施設をどんどんよくしたい

株式会社プラチナサービス　ハートケアライフ誉田

私はアルツハイマー型認知症と診断された義母と一緒に住むことになった。診断されてから、自動車運転免許を自主返納した時の義母の寂しそうな顔は今でも忘れられない。最初は物忘れが多くなってきたな？と感じる程度であったが、今は幻視がひどく、話しかけても返事がないので、私自身がショックを受けている。 介護は日常生活に突如として現れ、周辺の人たちを度々驚かせ困惑させる。これから起こる事が想像できないので不安になる。福祉の仕事に20年いる私でさえ戸惑った。家族の気持ちが本当の意味でわかったのは今なのかもしれないと思うと自分自身が情けない。 このことを勤めている施設のスタッフに相談すると、皆が口を揃えて言ってくれる「あなたは１人じゃない、一緒にいてあげられるだけいてあげて。家庭でみられなくなったら私たちがいるからね」この言葉には救われた。言葉や会話というのは人を傷つけることも、励ますことも、助けることもできる。私自身は言葉が持つ力というものを今まで、あまり気にせずに生きてきたが、介護のことで色々と気づかされることが多くあった。 そして、いずれは義母を預けたいと心から思えたのは、本人は勿論、家族にも寄り添えるスタッフ達を誇りに思うからだ。